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中古品輸出に関する
ポイント・アドバイス

KEY POINTS AND ADVICE
FOR EXPORTING USED GOODS

中古品輸出において重要な
ポイントと実践アドバイス

KEY POINTS AND PRACTICAL ADVICE
FOR EXPORTING USED GOOD

国際取引(輸出・輸入)において、貨物輸送の準備が不十分だと、検査やデバン作業を求められることがあり、最悪の場合、輸送自体が不可能になるリスクも伴います。
これらのリスクを回避し、スムーズな輸出を実現するためには、事前準備と正しい手順の遵守が不可欠です。
本ページでは、中古品輸出に関わる重要なポイントを解説します。以下の内容をしっかりと確認し、安全かつ確実な貨物輸送を実現しましょう。

コンテナ積込み作業時の写真の撮り方

中古品輸出において、コンテナ積込み作業時の写真記録は、貨物の安全確認や輸出手続きの証拠として非常に重要な役割を果たします。正しい撮影・記録方法を実施することで、後々のトラブルを未然に防ぎ、輸出作業の円滑な進行を支えることができます。
また、適切な記録は法令遵守の証明にもなり、スムーズな通関手続きや予期せぬリスクの回避にも繋がります。

写真撮影時の注意点

※各写真のサイズは100KB~150KBを推奨します。

※手ブレや不鮮明な写真は、再撮影してください。また、アプリなどのフィルター加工は使用しないでください。

1

コンテナのダメージチェック

貨物を守るために、あらかじめコンテナの状態確認を行ってください。

輸送途中に破損した場合、管理責任の明確化を行うためです。
※基本はダメージがないコンテナが流通しています。

2

空のコンテナを撮影

空の状態でのコンテナの撮影をしてください。

空の状態での撮影は、コンテナに損傷や汚れがないことを確認・確認・証明にもなります。

3

面で写真を撮る

全体がしっかり枠内に収まるように、面全体が見える状態で写真を撮影してください。

【推奨】
作業中の面写真は少なくとも10 枚程度撮影することを推奨しています。コンテナ内部の状態ができる限り明確に確認できる写真を用意することで、より詳細に把握でき通関申告の準備がスムーズに進みます。

4

代表貨物を漏れなく撮影

商品を各種撮影してください。

イラストのように家具は商品が積み込まれた状態の写真も撮影してください。
➀各家具、家財の写真…10 枚以上を推奨しています。
➁商品が入った状態の家具、家財…10 枚以上を推奨しています。
※枚数に決まりはありません。

5

その他貨物の撮影

各商品を撮影してください。
事前に積載予定貨物があればそちらを撮影ください。( ただし、撮影したにも関わらず積まない商品がある場合は混乱を招くため、事前にお知らせください。)

※食器、おもちゃ、キッチン用品、置物、花瓶、自転車、文房具、工具、運動器具、楽器類など
※石鹸・シャンプー・化粧品等は成分がわかる写真・資料(HPなど)が必要です。他法令も該当する可能性があるのでご確認ください。
※家電は以下をご覧ください。

6

コンテナ最終面

最終面の写真です。
最終面は最も重要です。荷崩れを起こさないようにしっかり積み込みをお願いします。

※稀に開扉検査が行われ、扉を開けて積み荷の確認が行われる場合がございます。

7

扉を締めながら撮影

片側の扉を閉めた状態で荷物の内容がわかるように撮影してください。
次に、両扉を閉めた状態で撮影してください。

コンテナ番号とテラウェイトの撮影は、貨物管理や輸出手続きの証拠として非常に重要です。正確に記録することで、貨物の管理ミスやトラブルを未然に防ぐことができます。

8

貨物がはみ出していないか確認

両扉を閉めた写真を撮影して貨物のはみだし、コンテナのロックがしっかりかかっているか確認してください。

※扉がしっかりとしまっていないと、港でコンテナの搬入を受け入れていただけません。

9

シール(鍵)の取付

シール(鍵)の取付け位置は、基本的にA またはBの位置に設置をお願いします。最後に、シールを確実に取り付けてコンテナが開かないように施錠してください。
シール番号が必要ですのでしっかりわかるように撮影してください。

※稀に船社によっては位置を変更するように指示がありますが、その際は現場で施錠し直しをさせていただきます。

貨物輸送の準備において最も重要なのは「コンテナ内(貨物)の見える化」であり、
正確な申告・手続きを心掛けた上で丁寧に積み込み作業を行い、写真撮影も忘れずに実施してください。

電化製品の注意点

中古の電化製品を輸出する際は、特に安全性と規格遵守が求められます。輸入国によっては、特定の電圧やプラグ形状への対応が必要となるため、事前に仕様を確認しましょう。
さらに、動作確認の記録も重要なポイントです。輸出前に実施すべき検査内容や、故障リスクを軽減するための梱包方法についても詳しく解説します。

※家電4品目以外にも、電気を通して使用するすべての電化製品(スピーカー、コンポ、パソコンなど)は、すべての商品を撮影することを推奨しています。

※貨物に家電製品が含まれている場合は、撮り忘れがないよう十分ご注意ください。適切な写真記録は、輸出手続きの円滑な進行と安全な輸送のために重要です。

1

バーゼル法の確認

家電製品を輸出する際の注意点、必要な書類等について説明いたします。
➀廃棄物としてではなく製品(商品)としての輸出となります。
➁輸出先での完成品としての販売が条件です。(パーツ取りはしない)
➂バーゼル事前相談は任意ですので必要に応じて対応します。
【製品(商品)としての輸出】
1)壊れていない = 通電する
2)汚れていない
3)保存、保管状態 = 梱包されている、
もしくは保護されている

2

写真撮影/梱包

➀写真撮影の内容
商品の写真は各商品につき5 ~ 6 枚
(推奨)
1) 本体の全体写真
2) 品番、型番、製造国、製造年情報の撮影
3) 通電状態(動作確認ON/OFF)
4) 梱包後の写真
➁梱包の仕方
製品(商品)としての出荷なのでダメージが無いように緩衝材などでラッピング、段ボール、毛布などで梱包、もしくは保護する。
テレビやモニターに関しては画面が傷つかないように段ボールでカバーする。

3

洗濯機の場合

➀本体の全体写真
➁洗濯機の中がきれいであることの証明の写真
➂洗濯機の詳細のわかる写真
型番・型式、洗濯容量(洗濯容量が10KG 以下か超えるか)、製造年、製造国
➃→➄動作確認のとれる写真(通電時)
➅梱包してあることのわかる写真

※輸出対象は製造から10 年以内(例外もあり)

4

冷蔵庫・冷凍庫の場合

➀本体の全体写真
➁冷蔵庫の中がきれいであることの証明の写真
➂冷蔵庫の詳細のわかる写真
型番・型式、製造年、製造国
➃→➄動作確認のとれる写真(通電時)
➅梱包してあることのわかる写真

※輸出対象は製造から10 年以内(例外もあり)

5

テレビの場合

➀本体の全体写真
➁型番・型式、年式のわかる写真
➂動作確認のとれる写真(通電時)
➃梱包してあることのわかる写真

※モニターは段ボールなどの厚紙で傷がつかないようにします。その後に梱包します。
※輸出対象は製造から15 年以内(例外もあり)

6

エアコンの場合

➀本体の全体写真(室外機も同じく)
➁動作確認のとれる写真(通電時)
➂型番・型式のわかる写真
➃梱包してあることのわかる写真

※輸出対象は製造から15 年以内(例外もあり)

7

積込みの状態(コンテナ作業時)

梱包しても、荷崩れをしてダメージにつながってはいけませんので、積み込みの際にも荷崩れを起こさないように積み込むことが必要です。

※ダメージを防ぐため、緩衝材でのラッピングや段ボール、毛布などを使用した梱包・保護を忘れずに行ってください。

8

横積み注意

冷蔵庫、洗濯機は横にして運ぶと壊れる可能性があるため立てて積み込むことを推奨しています。

9

商品リストの作成

外観及び正常作動性検査結果リストには下記の内容を記載してください。(例外もあり)
①確認者名・確認場所
②品名
③メーカー
④型式
⑤年式
⑥通電検査結果
⑦正常作動確認結果
⑧確認方法
⑨商品梱包方
➉外観確認結果

その他お役立ち情報

OTHER USEFUL INFO