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土用の丑の日とうなぎのはなし
7月に入り、まだ梅雨明け前だというのに、すでに夏のような暑さの日も増えてきましたね。
こんな時期になると、ふと食べたくなるのが“うなぎ”。
2026年の 土用の丑の日 は7月26日。
この日にうなぎを食べて、夏バテを乗り切ろうという方も多いのではないでしょうか。
ところで、この“うなぎ”。
実は今、資源の減少や国際取引の問題が話題になっているのをご存じですか?
以前も触れた ワシントン条約 によって、すでに ヨーロッパウナギ は2009年から規制対象となっています。
さらに2025年には、EUなどの国々がニホンウナギ や アメリカウナギ を含む
「ウナギ属すべて」を規制対象にする提案を行いました。
「えっ、規制されたらうなぎが食べられなくなるの?」
と思うかもしれませんが、実はそう単純な話ではありません。
ワシントン条約が対象としているのは“国際取引”。
つまり、日本国内で獲れたうなぎを日本で消費する分には問題はないのです。
ただし現実には、日本で養殖されるうなぎの稚魚(シラスウナギ)の多くは海外からの輸入に頼っています。
さらに、スーパーなどで見かけるうなぎの加工品も輸入品が多いのが現状です。
もし規制対象になれば、輸出国の許可が必要になるなど手続きが複雑になり、流通に影響が出る可能性があります。
この提案について、日本は「資源管理は適切に行われている」として慎重な姿勢を取りました。
その結果、今回は反対多数で否決され、これまで通り国際取引は可能となっています。
とはいえ、資源の減少への懸念がなくなったわけではありません。
私たちにできることは大きくはないかもしれませんが、
こうした背景を知ったうえで食べることも、ひとつの大切な意識だと思います。
今年の土用の丑の日。
うなぎを味わいながら、その裏側にある環境や資源のことにも、少し思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。
大阪本社チーム