今回は通関証明書についてお話したいと思います。

昨今は電気自動車や自動二輪車を輸入されたいお客様から通関代行のご依頼をいただくことがあり、その場合は輸入後に自動車通関証明書の申請も弊社で承っております。

証明書の申請時は税関窓口に申請書類と通関証明書を二部提出し、押印のうえ一部が返却されます。手続き自体は難しいものではないですが自動車通関証明書は車両新規登録時に必要な書類になり、さらに原則再発行ができないので重要な書類となります。

また通関証明は自動車や二輪車だけでなくプレジャーボートなどの小型船舶の登録時にも提出が必要となります。登録の書類提出時に通関証明書と実際に刻印されている番号と相違があると登録ができなくなってしまいますので輸入申告前に正しい車台番号や船体識別番号を確認したうえでの手続きが重要となってきます。

特に自動車などは税関検査省略や大型X線検査のみで輸入許可となる可能性も否定できないため、インボイスなどの書類だけでなく輸出時の車体番号・船体識別番号のお写真をご準備いただく等、輸入者側でのご協力をいただければ番号相違を未然に防ぎ、無用なトラブルを回避できると考えます。　

自動車輸入通関にご興味をお持ちのお客様はぜひお気軽にご相談ください。

名古屋営業所　小川