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税関検査について ~いくらかかるの?~

昨今、海外のECサイトより購入した品物の輸入をご検討されていらっしゃる個人のお客様より通関のお問い合わせ・ご依頼をいただいております。
その際に「税関検査になった場合はいくらぐらいの費用がかかりますか?」との質問を頻繁にいただきます。
今回はLCL貨物の税関検査と検査費用についてお話させていただきます。
結論から言うと税関検査の費用は「無料」で、税関に対する費用の支払いなどはありません。
しかしながら保管先倉庫から検査場までの貨物輸送・保管場所での荷役・検査時の荷役や開梱作業料・通関業者立会などの検査に付随する作業が発生します。
屁理屈のようですが、検査自体は無料でも検査を実施するためにはこのような作業に対する費用負担が必要となります。
検査付随作業の費用は貨物のサイズや重さによって各業者ごとに料金設定がされているのが一般的です。ただし、貨物の梱包状態や検査内容によって作業量や作業時間が異なるため一概にいくらとは回答できないのが難しいところです。
1㎥以下で30㎏以下の貨物であれば検査内容にもよりますが立会費を合わせても合計1万円を超えることは少ない印象です。
税関検査はおもに
・社会悪物品(麻薬、武器など)の流入阻止、貿易の秩序維持、関税等の適正な徴収確保
・申告内容と貨物の同一性を確認し、国内法に違反する物品や禁止品
を確認するために行われます。
未申告品や申告内容との相違がないよう弊社では事前に貨物の詳細についてお客様や輸出者様に問い合わせをする場合があります。
税関検査は拒否できませんので検査が確定しても慌てず、検査時に税関職員から追加で質問をされた場合でも回答ができるように準備を整えましょう。
未申告品や申告内容との相違がないよう弊社では事前に貨物の詳細についてお客様や輸出者様に問い合わせをする場合があります。
どんなものを輸入するのか品物の詳細がわかるカタログや仕様書を事前にご準備いただくとお問い合わせ時にスムーズとなります。
ECサイトで品物を購入したけれども手続きがわからない、通関に不安がある、税関検査はどうするの?…そんな方はぜひお気軽に弊社スタッフへお問い合わせください。
名古屋営業所 小川